2014年 09月 17日
四国 愛媛・八幡浜ー大洲ー松山 |
長いこと夢見てきた、宇和島ー八幡浜の海岸線。とはいっても梼原から宇和島は遠いので、八幡浜の手前から海岸べりをドライブしました。これも料理研究家・堀井和子さんが「フランスのニースーマントンを思わせる」と書かれていたので、実際はどうなのだろうと。。ニースーマントンは私も「今まで見た中で一番の絶海!」とバスの中で一人心の中で叫んでいたのですが、愛媛の海はもっと緩やかで穏やかでした。温暖な気候に恵まれ、柑橘類が豊富に採れるのも土地柄だと理解できます。日本人の気質が穏やかなわけです。フランスのニースーマントンは、同じ海沿いでも断崖絶壁でドラマチックでした。それぞれの良さですね。
これは段々畑なのでしょうか? 多分柑橘系の木々だと思われます。
向かいに見えるのは、なんと九州・大分県のようです。こんなに近いとちょっと感慨深いものがあります。このまま旅を続けられるのなら、ぜひここから船で九州に渡ってみたいものです。
途中、じゃこを天日干ししている家がたくさんありました。じゃこ天用に出荷するのでしょうか。
しかしこの海沿いの道はなかなかに長く、くねくねしているので少々気分が悪くなりました。少し味わったら国道だか高速だかに行った方が良さそうです。時間があれば、細長い地形が不思議な佐多岬に行きたかったのですが、タイムオーバーでした。
八幡浜で鯵めしをいただきました。白いご飯にお造りと卵をかけていただくので、鯵のお造り付きの卵かけご飯のようでした。個人的には卵はなくても良いかも。。と思ってしまいましたが、何せお造りが新鮮ですのでもちろん美味しいです。ここでもじゃこ天をいただきました。
というわけで城下町で風情があるという大洲へ。確かに風情はありますが、かなり鄙びた雰囲気も否めません。「ひらのや」という店のしぐれ餅を購入。保存料や添加物は一切不使用なので、賞味期限は翌日だったと思います。素朴な味わいでした。
そして忘れてはならない道の駅。通りかかりの2店に入りましたが、最近は道の駅にもランクがあると実感。質と価格が違います。八幡浜近辺で購入したのは、レモン、すだち、オクラ、クレソン(珍しいがかなり固くてワイルドでした)。内子で購入したのはじゃばらのジャム(じゃばらは和歌山のとある村のみのものと思っていました)と梅干し(コレがしょっぱすぎた! 道の駅自体は扱うものを選別していないのだとわかりました。個人名入りではありますが、差がありすぎる)。最近のガイドブックでは「道の駅徹底解剖」のページもあるようなので、良さそうな店をセレクトした方が良いと思います。それでも、新鮮採れたてのイキの良い食材からは元気をもらえる気がします。
仕上げに空港でじゃこ天そばです! 家用にじゃこ天を購入したので、これで思い残すことはないでしょう。じゃこも購入しましたが、後で2階の出店にじゃこ天もじゃこも新鮮で安いものがあるのを発見しガッカリ! 国内の空港では2階のゲート近くの方が品揃えが良いようです。そして、忘れてならないのは一六タルト。ロールケーキ風の餡の中にユズが入っていて、お茶に合います。今回は抹茶生地、栗入りも購入。
そういえば道後温泉には行かなかったのでした。でも梼原の「雲の上温泉」で十分。後日、高知の友人に聞いたところ、現地の人が来るまで日帰りで訪れるような場所だそうです。
2泊3日の急な旅でしたが、最近は格安航空券もあることだし、こんなのもアリだなと実感。たまたま一緒に行ってくれる相手がいたのが幸いでした。地方には自然や美味しい食べ物など、豊かなものがたくさんあります。特に秋は自然の中がサイコーです。
by loindici
| 2014-09-17 20:54
| 四国